映画【JOKER-ジョーカー】狂気

雑学

こんにちは。どうも俺です。

貴方は【JOKER-ジョーカー】という映画をご存じですか?

 

 

※私はついに映画記事にまで足を踏み入れてしまいました。
初めての映画記事を書きます。至らぬ点があることをご了承ください。

【JOKER-ジョーカー】

「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化。道化師のメイクを施し、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマが、いかにして誕生したのか。「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。

孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は、同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、底辺からの脱出を試みる。

ところが、アーサー自身は至って真面目にコツコツと働いているつもりなのですが、そんな彼にはさまざまな不運が降りかかります。

突然笑い出してしまうという疾患故にどこへ行っても奇異の目で見られ、派遣先での路上バイト中にストリートチルドレンに絡まれ暴行を受け、そのせいで壊してしまった看板の弁償を迫られ、市の経費削減の煽りを受けて福祉の医療カウンセリングも打ち切られ…

その不運の連続たるや否や

これは前評判で「鬱になる危険性がある」とかなんとか言われていたのも分かるかなと思うぐらいのもので、とにかく悲惨の二文字しか出てこなかったですね…。

アーサーに降りかかるのはいろんなタイプの辛い出来事でした。共感してしまう部分もあり世の中を諦めたくなるような気持ちになりますね。ただ彼は途中まで、精神を保つように頑張っているのです!

※少々ネタバレあり(注意)

JOKER-ジョーカー誕生まで

:同僚からのささいなジョークで護身用にと渡されたというのがきっかけです。

これが裏目に出てしまい、アーサーは小児病棟での仕事中に拳銃を落としてしまい、解雇にあってしまいます。 ランドルと看護師達からも冷たい態度をとられ、どん底に落とされたまま地下鉄で家に帰る途中、車内で女性をからかう3人組のサラリーマンに遭遇する。彼女をかばったことからケンカになりアーサーは3人を撃ち殺してしまう。ところがこれが彼を物凄く爽快な気分にさせる。

~中略~

アーサーは「主観で見れば悲劇だけど、客観視すれば喜劇になるんだ」と気付きます。

さらに~中略~

 巷ではピエロのマスクを被った者(生活困窮者)たちが支配層に向かって暴動を起こしていた。そして傲慢なホワイトカラーを撃ち殺した謎の道化師が英雄に祭り上げられていた。
そしてアーサーは顔にピエロの化粧をほどこし、全国放送番組マレー・フランクリン・ショーに出演する。そして自分のことを「ジョーカー(冗談屋)」と呼ばせるように頼んだ。

「オレはいつも透明な存在だった。あいつらが3人死ねば新聞のトップに乗るが、俺が死んでもお前らは死体を踏みつけて歩いていくだけだ」さらに、マレーが自分をテレビに出したのは笑いものにするためだと主張する。

「ジョーカー」はショーが最高潮に達した時、拳銃を取り出しマレーを撃ち殺してしまう。この模様はリアルタイムで放送され暴動に拍車をかける。

アーサーはその場で逮捕され、パトカーで暴動の起こる街を移動している最中暴徒の運転する救急車がパトカーに突っ込み、気を失ったアーサーを、ピエロのマスクを被った男たちが担ぎ出しアーサーが意識を取り戻すと、パトカーのボンネットの上に立ち上がり、口から出た血で裂けた口のようなメイクをし、炎の上がる街を見つめながら、ジョーカー(アーサー)は静かに緩やかに踊り始める。

:とここまであらすじの様に書きましたが、私なりの感想も書かせてもらいます。

社会に虐げられ、底辺に生きる男をホアキン・フェニックスが熱演。序盤は米国の社会問題が描かれ、気が重くなる展開が続くが、あることをきっかけに理性が崩壊し、どんどん壊れていく姿に引き込まれていく。スピンオフもので初めてこれは面白く見応えのある映画と思えた。階段でダンスするシーンが狂気じみていてかなりツボ

本人の意思とは関係なしに、ある流れに巻き込まれていき、やがて社会を大きく揺るがす存在になっていく。・・・まさしく『ピエロ』という言葉がピッタリです。
誰しも、嫌なことが連続して起きることはありますし、そんな時、悲しむよりむしろ笑ってしまうことだってあります。
ついてない現実から逃避するため、愉快な妄想の中で思いっきり自分を解放してみたくもなります。

日常を侵食するこの感覚が自身を狂わせます。誰しもの心の中にジョーカーはいると感じました。

※ちなみにですがこれからご視聴なさろうとしている方がいたらの為に。
映画がわかりやすく見えてくるかもしれません。

※アーサーがいる現実では、アーサーの黄色い服から始まり、窓に付いている黄色い透明な板から黄色い光が差し込み、全体的に黄色みがかかったシーンが多く

アーサーの脚光を浴び、有名人になるという妄想の中では、アーサーは青い服を着て、テレビのブルーライトのような表現になり、青みがかったシーンになる、という現実と妄想が意図的に分けて表現されている点です

この色による分け方は、アーサーの現実と妄想が混ざり合う表現のうちの一つかな、と思いました。

是非皆さんに観ていただき、それぞれのご感想も聞いてみたいものです。

お時間のある方は是非。

コメント

タイトルとURLをコピーしました