こんにちは。どうも俺です。
貴方は暗号資産=仮想通貨 詐欺の手口をご存じですか?
まず暗号資産とは:
「暗号資産(仮想通貨)」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。
- (1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
- (2)電子的に記録され、移転できる
- (3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない
代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。
暗号資産は、銀行等の第三者を介することなく、財産的価値をやり取りすることが可能な仕組みとしている。一般に、暗号資産は、「交換所」や「取引所」と呼ばれる事業者(暗号資産交換業者)から入手・換金することができます。暗号資産交換業は、金融庁・財務局の登録を受けた事業者のみが行うことができます。
仮想通貨は2021年3月ごろから徐々に上向き目線の価格となっていて、ビットコイン イーサリアム リップルなども価格上昇がみられ話題になりました。仮想通貨の価格上昇のニュースを見て「自分も仮想通貨に投資してみようかと」考えた人や、実際に投資を始めた人もいるのではないでしょうか?。
また近年では、新型コロナによる外出自粛が「自宅でもできる投資」を後押ししている状況でもあります。しかし仮想通貨が盛り上がる中、仮想通貨投資詐欺も増加の一途を辿っているため注意しなければなりません。
仮想通貨詐欺でよくある3つの手口
仮想通貨詐欺でよくある手口としては、以下の3つが挙げられます。以下のいずれかに該当するような場合、もしかすると詐欺かもしれませんので注意しましょう。
代理店や個人が販売している
「『○○コインが買えるのはウチだけですよ』などと誘い、正規の業者を通さずに、代理店や個人などから購入させようとする」という手口です。
このようなケースでは、代理店や個人から購入させることで、購入日・購入通貨・購入数・購入金額などの履歴も残らず、連絡を絶たれて持ち逃げされてしまうことも考えられます。購入時は「金融庁から認可を受けた業者」を選ぶのが安心でしょう。
価格保証や買取保証がついている
「『○○円を下回ることはありません』『納得いかなければ購入金額の50%まで買い取ります』などと、価格保証や買取保証がついていることをアピールして購入を迫る」という手口です。
基本的に、仮想通貨の価値は日々変わるのが通常であり、価格保証をつけるようなことは困難です。
また買取保証についても、詐欺業者としては、元手のかかっていない仮想通貨の一部を買い取ったところで残り分の儲けは確保できるため、「購入者を安心させるために買取保証をつける」ということも考えられます。保証制度をアピールしてくる場合は、詐欺を疑った方が良いかもしれません。
期間限定販売を行っている
『今ならキャンペーン中なので限定価格で買えますよ』『買うなら今しかありません』など、限定という言葉で誘って購入を迫る」という手口です。
このようなケースでは「業者から急かされるがまま購入したものの、よく調べてみたら余所ではもっと安い価格で売っていた」ということも考えられます。誘い文句をうのみにして購入を焦ることは避け、まずは購入先銘柄や販売業者などについて、一通り情報収集しておくべきでしょう。
仮想通貨の中に詐欺コインというのがある
詐欺コインとは、資金を調達するだけのために発行された未公開の仮想通貨で、結局は公開せずに調達できた資金だけを持ち逃げするというものです。
しかし、どれが詐欺コインなのか、人によっては判断基準があいまいです。
そこで、詐欺コインとされた有名な仮想通貨をいくつか挙げて、その内容について説明します。
クローバーコイン
「デジタル仮想通貨」と称された「クローバーコイン」は詐欺コインとして、日本経済新聞の一面にも掲載されました。
大まかな内容としては、クローバーコインを販売していた札幌市の「48ホールディングス」に対して、消費者庁が特定商取引法違反に基づく3カ月間の連鎖販売取引停止命令を出した、というもの。
48ホールディングスは、クローバーコインのセミナーを開催し、参加した人達に対して、「3カ月で128倍の価値になる」など必ず値上がりするので購入するようにと勧めるとか、クローバーコインの中心人物は日本にビットコインを最初に持ち込んだなどと言い包めています。
通常、詐欺ではなく本当に上場するのなら、セミナーを開催せず、ロードマップやホワイトペーパーなどで十分です。公式サイトに明確な情報が記載されていないにも関わらず、セミナーを開催する時点で詐欺と判断してください。
ノアコイン
フィリピンの社会問題を解決するために作られた仮想通貨で、セミナーの開催にハリウッド女優など超有名人が現れるほど、力を入れています。日本とフィリピンの架け橋となるべく、ノアプロジェクトを実施したのですが、この時点で疑問があります。
ひとつはフィリピンの社会問題を解決するために作られた仮想通貨であるというところです。なぜこの部分に疑問があるのかというと、貧しい子供達に支援するのでなく、日本が関わって社会問題そのものを解決すること自体が、フィリピンに対する内政干渉に当たる可能性があるからです。
フィリピン政府が容認しているならまだしも、その話題すらない時点で詐欺である可能性があります。
ちなみに、このような大それたことを宣伝しておきながら、取引所に上場していないという時点でおかしいと、詐欺だと判断可能でしょう。
TLCコイン
次世代のビットコインに匹敵する仮想通貨を目指すというものですが、詐欺である可能性があります。
その理由は最低金額が非常に高く、一般の人でも購入が難しい金額であるということ。仮に購入したとしても、ある程度の金額が集まったら持ち逃げされるのではないかと、強く疑問を抱いてしまいます。
しかし、詐欺コインという可能性を払拭する情報もあります。
それは、2018年度に、取引所に上場するという情報です。
取引所に上場した時点で、詐欺コインではないと証明することが可能です。しかし、どこの取引所に上場するのかまでは不明でもあります。
ジュエルコイン
ジュエルコインは、ザンビア共和国で採掘されたアクアマリンを利用して発行したと、公式サイトで説明していますが、注目すべき点がひとつだけあります。
それは、2017年2月16日から更新が一件もないというところです。
この時点で詐欺コインである可能性が高いだけでなく、サイトもまったく動いていません。手を出さないほうが無難と言えるでしょう。
仮想通貨詐欺に遭わないための対策
仮想通貨の購入を検討している方は、詐欺の被害者とならないためにも、下記の紹介するポイントを押さえておく事をお勧めします。
詐欺といわれるようなコインを購入しない
上記でも紹介したような仮想通貨のなかには、Twitterや掲示板で「○○は詐欺コインだから注意」「騙されて○○円取られた」などと、注意喚起されているものもあります。
ただしこれらの情報については、あくまで一個人の意見にすぎないため、必ずしも正しい情報であるとは限りません。情報収集にあたっては「信頼できる情報か否か」自分で判断する必要がありますが、判断材料の一つとして世間の声を調べてみるのも有効ではあるでしょう。
金融庁から認可を受けた交換業者を利用する
仮想通貨の取引を行う交換業者は、金融庁からの認可を受けなければ運営することができません。購入にあたっては、以下に挙げた「金融庁から認可を受けた交換業者」を利用した方が安心でしょう。
- 株式会社bitFlyer
- ビットバンク株式会社
- SBI VCトレード株式会社
- GMOコイン株式会社
- フォビジャパン株式会社
- BTCボックス株式会社
- 株式会社ビットポイントジャパン
- 株式会社DMM Bitcoin
- コインチェック株式会社
- 楽天ウォレット株式会社
分かりやすいところで言うとこんなところでしょうか? まだまだ他にも信頼できる取り扱い企業はありますが。
引用元:仮想通貨交換業者登録一覧|金融庁
上記に該当しない交換業者や個人販売など、認可を受けていない販売先から購入してしまうと、詐欺トラブルに巻き込まれてしまうことも考えられますので、利用しない方が無難でしょう。
仮想通貨詐欺に遭った際の相談先
仮想通貨詐欺に遭ってしまった時は、被害に気付いた時点で速やかに回収対応を進めることが重要です。しかし被害金を取り返すには、回収対応に関する十分な知識が必要となるため、まずは速やかに以下の相談窓口を利用するのが適切でしょう。
弁護士
詐欺被害に遭ってしまった際は、まず弁護士への相談を検討するべきでしょう。債権回収に注力した弁護士であれば、これまでの解決実績などをもとに「どうすれば1円でも多く被害金を回収できるのか」など、相談内容に応じたアドバイスが望めます。また、回収に向けた具体的なサポートなども行っており、個人で行うよりも回収可能性を高めることができるでしょう。特に「取られてしまったお金を取り返したい」という方は、即刻弁護士に相談するのがおすすめです。
まとめ
仮想通貨のなかには、安易に手を出してしまうと詐欺トラブルに巻き込まれ、大損を被ってしまうようなケースもあります。安全に仮想通貨を購入したい場合は、国内取引所で売られている仮想通貨で取引しましょう。
もし被害に気付いた時点で速やかに対応を進めるのはもちろんのこと、そのコインのプロジェクトが現実的に可能なのか、取引所に上場する予定はあるのか、勧誘関連があった時点で早々に見切りをつけるなどが挙げられます。
また、Twitterなどで情報収集し、Twitter利用者の声の内容を見ることも大切です。
読者の皆さんに幸あれ
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